4年生の研究もしっかり取り組みましょう - ダメ大学生が3ヶ月で京大大学院に合格した方法

4年生の研究もしっかり取り組みましょう

ともっちです。

ようやくメルマガの準備が整いつつあります。
そろそろ、エントリーフォームだけでもアップしようと思ってますので、GW中でみなさんお休みモードかもしれませんが、チェックしていただければと思います。

今日は、院試を受けるまでの学部での研究に対する姿勢についてお伝えします。

読者さんの中には、
「別の大学院に進むんだし学部の研究なんて適当に済ませればいいや」
そんなふうに考えているかもしれません。

特に院で専攻を変えようと思っている人は学部での研究を軽視しがちです。

しかし、「学部の研究も真剣に取り組むべき」です。

理由は2点です。
1.学部での卒業研究はどの分野であっても、一通り基本的なことをを学べるので、今後の礎となるから。

4年生の研究で得た経験、スキルは院に進んでも、就職しても使えます。

研究の基本的な流れは、ざっくりと下記のようになると思います。
・研究テーマの選定
・既存の文献の調査
・現状における課題の抽出
・仮説を立て
・実験、調査、シミュレーションなどで実態把握
・仮説との整合性を検証
・新たな知見を生み出す

上記の他にもツールの使い方の習得や、
担当教授、先輩に対しての報告などを通じてのコミュニケーション能力の向上
ゼミや研究発表でのプレゼン
など、研究で得られることは本当に多いです。

言い方は悪いですが、学部での研究はどの分野であれ、学ぶことはほぼ同じです。
取り組むテーマが違うくらいです。

4年生で得られることは将来にわたって生きてきますので、ぜひ、しっかりと取り組んでいただければと思います。

2.学部でしっかり研究を取り組むことが、一番の院試対策になるから
2番目の理由については?と思われる方もいるかもしれません。
これはどういうことかと言うと、4月〜7月ごろまでしっかり研究に取り組むことで、
院試における
・願書(研究内容の説明)
・面接
これらの対策ができてしまうのです。

出願時に「学部での研究内容を紹介するレジュメ」の提出を要求されることがあります。
これは、学部での研究にきちんと取り組んでいれば、恐れることのない課題です。
日々の研究をまとめれればいいだけですからね。

また、面接においても、「現在の研究内容を簡潔に説明してください」
という質問がある可能性が高いです。
こちらに関しても、研究にしっかり取り組んでいれば問題ない質問でしょう。

ということで
1.研究者、社会人として生きていく上での基本的スキルの取得
2.院試対策
のため、学部での研究についても真摯に取り組んでみてください!!
ここは記事下のフリースペースです
この記事へのコメント
僕はこの4月に私立大学の工学部に入学したものです。大学受験では第3志望の大学しか受かりませんでした。(頑張ったのですが…)それで、大学に入ってみて分かったのですが、自分の興味のある研究(メタンハイドレートなどの自然エネルギーの研究)ができないことに気がつき、大学院入試をして自分の興味のある研究ができる所を目指そうと思っているのですが、僕は実は3浪しているので、大学院を卒業して働く時は27才になっているので就活に悪影響を及ぼすのではないかと感じています。そこで質問なのですが、3浪で大学院を卒業すると就職は不利になるのでしょうか?教えてください。
Posted by ピエール at 2013年05月01日 07:14
コメントありがとうございます。
大学受験お疲れ様でした。

就活についてですが、結論から申し上げると、3浪は「不利」に働きます。
学部生、院生にかかわらず悪影響が出ないのは一般的に「+2年」だと言われています。(+2年というのは、2浪とか1浪1留とか2留とかですね。)ということで正直なところを申し上げますと、ピエールさんの場合、学部で卒業しても院で卒業しても就活ではマイナスに働きます。(もちろん本人の今後の取り組み次第でマイナスの幅を抑えることは可能です)

ただ、研究者として生きていくなら、3年のブランクは気にするほどのことではないでしょう。
大学、大学院での生活で挽回は可能です。
大学受験の結果と大学入学後の成績や研究は個人的にはあまり関係ないと思っていますので、大学受験で失敗したから大学生活もうまくいかないのではと考えるのは杞憂です。

で、ピエールさんの場合、現在の進学先で自然エネルギーの研究ができないというお悩みもお持ちのようですが、自然エネルギーと言っても具体的にどのようなアプローチで研究したいのかをまず明確にしてみてはいかがでしょうか?
(すでに明確になっているのでしたらけっこうですが)

例えば、自然エネルギーの発電効率を上げることに貢献したいのか(電気工学、材料工学、化学)、社会全体で自然エネルギーをより普及させる研究に取り組みたいのか(経済学や政治学、都市工学)といったように、自然エネルギーの研究と言っても様々なアプローチが考えられます。まず、どのような研究に取り組みたいのか明確にし、その後大学院でより専門的に研究できる場へ進学するというのが望ましいと思います。

いずれにせよ、大学4年間は非常に長く、大切な時間ですので、幅広く色々なことに興味をもたれることをオススメします。
Posted by 管理人 at 2013年05月10日 23:16

コメントを書く

お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

ランキングバナー