ダメ大学生が3ヶ月で京大大学院に合格した方法

仮面浪人はオススメしません

今日は院試のノウハウと直接は関係ありません。
(すみません。)
仮面浪人について、管理人の見解をお伝えしようと思います。

あ、でも院試、学歴ロンダリングと将来的に、ふかーくかかわってくる話なので、お時間に余裕のある人は読んでみてください。
時間に余裕のない人は、英語の勉強とか、就活に取り組んでくださいね。

仮面浪人って何のことかわかりますよね?
大学受験で、狙っていた大学(もしくは学部)ではないものの、合格したため、とりあえず進学し、大学に籍を置きながら翌年、大学受験に再チャレンジするという浪人スタイルのことです。

なぜ仮面浪人について取り上げるかというと、最近、「仮面浪人」というワードでこのブログにたどり着く方が増えているからです。
大学受験シーズンだからでしょうか?
受験に失敗したら仮面浪人しようと考えている人がいるのかもしれません。

本番前に不安に襲われる気持ち、ものすごくよくわかります。

しかし、はっきり言いますが、この仮面浪人、全くオススメできません!!!
(そもそも個人的には浪人もオススメしません)

なぜか?
理由は3つです。

1.浪人時代の一年で得られるものはほとんどない

考えてみてください。10代、20代、の一年はものすごく貴重です。
失礼かもしれませんが、50代、60代の一年とは価値が違います。
・体力があって多少無茶できる
・感受性豊かで、失敗やわがままも多少は許される
・出会いや新たな刺激だらけの日々
他にも若者だけの特権がたくさんあります。

そんな人生における黄金期に、大学受験なんていう、人生にとってほとんど意味のないことのために貴重な20代の一年を費やすのは、機会損失も甚だしいです。
「薬学部しか受からなかったけど、絶対医学部に入らないといけないんだ!」
というような人意外は、僕は仮面浪人だろうと一般的な浪人だろうとオススメしません。

2.仮面浪人では現役時よりいい大学に受かる保証がない(むしろうまくいかない人がほとんど)
大学に籍を置いて再チャレンジという場合、
A)大学に通いながらの仮面浪人か、
B)休学状態にした仮面浪人か
で事情は異なるのですが、特にAの場合は本当に大変です。
・大学の授業を受けながら
・時間を効率的に使って受験勉強の時間を確保し
・たまに声がかかる友達からの誘いも断ち切らないといけない
そんな状況の中、現役時以上の結果を出すというのは、思った以上に大変です。
普通に浪人している人ですら、現役時と同じレベル、最悪の場合、それ以下の大学にしか受からないというような状況ですからね。

3.大学院でリベンジできる
そうなんです!大学院でリベンジできるんです(特に理系の学生)。
大学受験よりはるかに少ない労力で。
(これは当ブログで散々説明していることなので、あえてここでは説明しません)

浪人としての人生にほとんど意味のない1年と、一生肩書きとして残る院生としての2年、余分に費やすなら僕なら院生としての2年を選びます。

たとえ学部で第一志望の大学に進学できなくても、僕なら、学生の立場を利用して、
・海外旅行しまくるとか、
・ボランティアに取り組むとか、
・大恋愛をするとか、
・インターンシップに行くとか
色々なことにチャレンジします。

2流大学だろうと3流大学だろうと気にせず、やりたいことをやって、その後、一流大学の大学院に進学し、学歴を修正しますね。

同じ一年でもどちらのほうが人生にとって有意義か、わかりますよね。

もちろん人生は人それぞれなので、どうしても浪人したいというのなら止めませんが、浪人する場合は、相当の覚悟が必要であるということをここではお伝えしておきます!

学歴フィルターは存在します

あえてこのブログで取り上げる必要もないかなと思ったんですが、ネットで次の記事を見つけたので、参考までに投稿しておきますね。

希望の会社は門前払い!? 就活「学歴フィルター」の実態を探る

というか、会員登録しないと詳細が読めないようになってますね。。。
(会員登録なんてムダなことしなくていいです!
そんな時間あるなら、院試の勉強とか、部活、サークルとか、恋愛といった有意義なことに時間を使ってください)

まあ、みなさんどういう記事なのかわかると思いますが、ほとんどの人が読めないと思うので要約します。

就活では、学歴によって、会社説明会、エントリーシートの段階で選別(優遇)される。
こうした学歴フィルターは大手企業であればどこにでも存在する。

では、どういった大学が優遇されるかというと、主に、下記の大学である
・東大、京大、一橋、東工大、早慶上智といった難関大学
・旧帝大
・MARCH、関関同立
・他同レベルの国公立大学

というような内容です。

こういう記事に大して、
「差別だ!」
と怒る人がいるんですが、はっきり言って全然差別じゃないです。

効率的に優秀な人材を確保しようと思ったら、学歴を見るのは当たり前の話ですね。

例えば、2人の大学生がいて、両者から、
「高校生向けに進学塾を開きたいので100万円貸してください」
と頼まれたとします。

Aさんは東大の学生、
Bさんは地方私立大学の学生
だったとして、

進学塾運営のプラン、両者の成績、見た目、その他の境遇がほぼ同じだったらどちらにお金を貸しますか?
という話です。
普通に考えれば、東大生のAさんに100万円貸すという人が大多数だと思います。

学歴っていうのはその人の過去の取り組みを表す大事な指標の一つです。
大学受験という枠組みの中でがんばれた人だから東大生なんですよね。

そう考えると、やはり、
「高学歴であるほうがいい」
と言えると思います。

学歴の誤解というか、あまり知られていないことって色々あります。
学歴フィルターの存在もそうですが、世間の誤解のひとつとして、次のことが挙げられます。
「学歴が通用するのは新卒の就活時のみである」

「高学歴であることは新卒の就活においては有利に働くが、一度社会人になってしまえば、学歴は関係ない」
という考え方です。

・・・実は全然違います。
学歴って社会人になってもつきまとうんですよね。

長くなるので、続きはまた、別の機会に!

大学院で専攻を変えられるか?

ともっちです。

「今日は大学院で専攻を変えられるのか」
というテーマでお伝えします。

どういうことかと言うと、例えば、
「大学で経済学部に所属していたのに、大学院で工学研究科に進む」
といったケースです。

ルール上は別に全然問題ありません。
院試さえクリアすれば、経済学部の学生が工学研究科に所属することだってできるのです。

「院試さえクリアすればって言っても、そんな人いないでしょ」
とか
「そんなこと考えたこともありません」
って人も多いと思います。

実際はどうなんでしょうか?

・・・実は、上記のように、
「大学院で一流大学に進学するのみならず、専攻まで変えてしまう学生」
はけっして少なくありません。

なぜ、大学院で専攻を変えるのか、わかりますか?
理由は大きく2点あると思っています。

1.自分の取り組みたい研究、学部で取り組んだ研究は、実は他の専攻、研究科で取り組むべきだった。

みなさんも大学で学んでいると感じる部分があると思うのですが、必ずしも、経済学とか工学というようにまとめられない学問ってあると思います。
もしくは生命学と農学というようにある部分で非常に近い分野もありますよね。
物理学、数学といった、純粋な科学よりは実態社会に近い学問に多いです。

そういった学部に所属していた場合、
「実は自分が取り組みたい研究は他の研究科、学部のほうが近かった」
というケースはけっこうあります。

そのように感じた学生さんは、大学院で専攻を変えています。
例:
経済学部→工学研究科
理学部→農学研究科
(逆もあり)


2.入りやすい大学院という観点で大学院選びをすると、学部の専攻とは違っていた
これは学歴ロンダリングを最優先に考えたケースです。

東大、京大など、一流大学には、独立大学院という大学院があります。
学部が存在しない大学院ですね。
実はこういう大学院は、院試も簡単なケースが多いです。
(学歴ロンダリング向きとも言えますね)

学部が存在しないということは当然、独立大学院に進学する学生さんは傾向こそあれど、学部がみんなバラバラということはよくあります。

情報系、環境系などがそうです。
情報系、環境系の研究科は学際系(=様々な学問を結集して取り組む)の学問なので、門戸が広いです。
なので、きちんとリサーチすれば、自分の学部や研究内容に近い(=入りやすい)研究科が見つかると思います。

ということで、結論としては下記の通りです。
「研究内容が近い場合は、比較的容易に学部と大学院で専攻を変えられる」

ただし、学部と大学院で専攻を変える場合、一点、注意点があります。
・学部と大学院で極端に専攻が違う場合は、院試はもちろん、大学院進学後も苦労する可能性が高い。
普通に考えてもらえばわかると思うんですが、
文学部の学生さんが理学研究科に進んで数学を研究するのはけっこうしんどいですよね。
ということで、あまりにも違う分野にすすむのはおすすめしません。

今日は以上です。
がんばってください!